2015年07月06日-07月10日
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極地型輸送車、国産化を実現

2015年07月08日

 貴州詹陽動力重工有限公司(以下、同社)の極地型全地形輸送車の南極科学観測出発調印式が、このほど貴陽市で開かれた。これは中国が初めて独自に開発した極地型全地形輸送車が、国産化を実現したことを意味する。中国海洋報が伝えた。
 同社と中国極地研究センターが業務提携し、7年の時間および2万回の試験を経て国産化を実現した。同車両は複雑な地形を通過する高い能力を持ち、雪原・砂漠・浜辺・岩石砂漠・山地・水域などに広く使用できる。最高速度は時速60キロに達し、高さ0.6メートルの障害物を楽々乗り越えることができ、世界の同類製品の先進水準に達した。
 同社が初めて製造した同車両は調印式後、今年10月に上海港に輸送され、中国第32次南極科学観測に参加する予定だ。

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