2015年09月01日-09月04日
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揚州の医師、視神経脊髄炎の新たな診断法で米特許を取得

2015年09月01日

 揚州蘇北病院神経内科の専門家の徐俊氏は10年間の研究により、「T細胞斑点検査測定法」を発明した。2−3ミリリットルの採血のみで、視神経脊髄炎を診断し、再発の時期を予測することができる。徐氏はこのほど米国特許商標庁の発明特許証書を取得し、揚州で初めて米国の特許を取得した医師になった。
 徐氏によると、T細胞斑点検査測定法はまず患者から2−3ミリリットルの血液を採血し、T細胞を得る。そのT細胞の変異の有無を確かめることで、患者が視神経脊髄炎にかかっているかを判断できる。この発明により視神経脊髄炎の効果的な診断が可能になり、さらには患者の再発の時期を「予言」することができ、迅速かつ効果的な予防が可能になる。
 徐氏は、「今回の米国での特許取得は一歩目に過ぎない。現時点では視神経脊髄炎を診断する鍵を手にしたに過ぎず、今後多くの研究が残されている。例えば検査測定を改善し、微量化することができる。現在は3ミリリットルの採血が必要だが、将来的には患者の一滴の血だけで診断できるようになる」と話した。

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