2015年09月07日-09月11日
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中国初のエアバス最大離陸重増加型A330-300、初飛行に成功

2015年09月08日

 中国国際航空公司(エアチャイナ。以下、同社)に間もなく納品される50機目のエアバスA330が、エアバスの本社所在地である仏トゥールーズで初飛行に成功した。同機は最大離陸重量(MTOW)が242トンに増加されたA330-300で、中国に導入されるのは初となる。人民網が伝えた。
 同機は同社のワイドボディ機のうち、50機目となるA330だ。機体前方の下の位置には「50th A330 for Air China」という記念塗装が施され、特殊な意義が際立てられている。同社は引き続き、世界で最も多くのA330を保有する航空会社となる。
 最大離陸重量242トン型のA330は最新の設計により、空気抵抗が弱まったほか、最新のエンジンの改造により、航続距離が500海里(926キロ)延長され、燃費性能が2%向上した。うち、A330-200の航続距離は7250海里(1万3427キロ)に延長され、最長で15時間の路線に対応できる。A330-300の航続距離は6100海里(1万1297キロ)に延長され、最長で13時間の路線に対応できる。

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