2015年09月14日-09月18日
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中国「両弾一星」記念館が開館 原爆、 水爆、人工衛星研究の成果を展示

2015年09月16日

 中国科学院は12日、北京市懐柔ロケット実験基地の跡地に建設された「中国科学院『両弾一星』(原爆、 水爆、人工衛星)記念館」の開館式を開いた。中国科学院大学は同日、2015年度入学式を行った。中国科学院院長、中国科学院大学名誉学長の白春礼氏は新入生に、「先輩たちの学問研究に対する真摯な姿勢を継承し、投機的にならず、うまく立ち回ろうとせず、着実に学問を究めてほしい」と祝辞を送った。人民日報が伝えた。
 記念館は中国科学院「両弾一星」事業展示ホール、中国科学院「両弾一星」歴史人物展示ホール、中国科学院早期学科歴史展示ホールの3つに分かれる。「両弾一星」は新中国の歴史に残る偉大なる成果だ。当時、中国科学院の過半数の科学者が、この事業に参与した。「両弾一星」貢献賞の23人の受賞者のうち21人が中国科学院院士で、17人が中国科学院での勤務歴を持つ。
 中国科学院大学の前身は中国科学院研究生院で、中国の大学の中で在学中の院生数が最も多い大学だ。在学中の院生は4万4500人、うち修士課程が2万2200人、博士課程が2万2300人。

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