2015年09月21日-09月25日
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国慶節を祝う天安門広場の花壇、3D印刷技術を駆使

2015年09月23日

 北京市園林緑化局が発表した情報によると、「祖国を祝福」をテーマとする天安門広場中心花壇の設置は、今週金曜日(25日)に完了する見通しだ。中国の伝統的な10大名花である牡丹、コウシンバラ、ツツジ、蓮、菊、梅、金木犀、水仙、椿、蘭の他にヒマワリと百合を加え、計12種の花々が咲き競う。北京晨報が伝えた。
 造花とはいえ、花びらにはカラー印刷と顔料吹き付け技術が駆使され、防水性・防火性を持つ。また花かごの精度と展示効果を高めるために、設置前にすべての花の小型模型を3Dプリンターで作成した。花を生ける際には、GPSを使い花の姿勢や向きを正確に調整した。そのためすべての花が本物さながらで、水も滴るほど鮮やかだ。関係者によると、将来的には直接3Dプリンターによる作成を試みるという。

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