中国が独自に開発した初の固体燃料ロケット「長征11号」が25日午前、酒泉衛星発射センターで打ち上げに成功した。同ロケットは固体ロケットエンジンと固体燃料を搭載し、4基の衛星を宇宙に送り届けた。固体燃料ロケットによる複数の衛星の打ち上げは今回が初めて。これは中国が24時間内に衛星をスムーズに打ち上げられるようになったことを意味する。央視網が伝えた。
長征11号は中国航天科技集団公司中国キャリアロケット技術研究院が開発した初の固体燃料ロケットで、現役の液体燃料を動力とする長征シリーズのロケットと比べ、打ち上げ準備にかかる時間を「月単位」から「時間単位」に短縮し、中国の迅速な打ち上げ能力を高めた。