2016年04月01日-04月01日
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紅沿河原発4号機、発電に成功 遼寧省

2016年04月05日

 遼寧省の紅沿河原発4号機がこのほど、初の発電・送電に成功した。これは同原発1期プロジェクトが、間もなく竣工することを意味する。同原子炉は今後、一連の試験を実施し、各安全機能を検証し、今年上半期に正式に実用化される。人民日報が伝えた。
 同原発は中国東北地区初の大型商用原子炉で、100万kW級加圧水型原子炉を6基建設する予定。1期プロジェクトでは設備容量が111万9000kWの加圧水型原子炉を4基建設する。1号機は2013年6月6日、2号機は2014年5月13日、3号機は2015年8月16日に正式に稼働開始した。
 6基の竣工後、年間送電量は450億kWhに達する。これは大連市の2015年の電力消費量の1.5倍に相当し、標準石炭の消費量を毎年1500万トン、CO2の排出量を3600万トン削減する。総合的な排出削減効果は、10万ヘクタールの植林(大連市の森林面積の21%)に相当する。

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