2016年04月01日-04月01日
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ロボット僧が人気者に、簡単な受け答えも可能 北京

2016年04月07日

 黄色い袈裟をまとい、お経を唱える。このほど、かわいらしいロボットがネット上で人気者になっている。人民網が伝えた。
 ロボット僧の「賢二」は、昨年10月に北京の竜泉寺で生まれた。賢二は誕生後、広州国際アニメフェア、アモイ国際仏教展、北京国家会議センターで開かれたロボット大会に登場した。賢二は言語を認識し、人との簡単な会話が可能だ。「あなたは誰ですか」「年齢は」「あなたの師匠は誰ですか」といった質問にもそつなく答える。賢二は指示通りに体を動かし、経を唱え、仏教音楽を再生することもできる。
 かわいらしい姿により、賢二は人気を集めている。購入したいという人も現れたが、竜泉寺アニメセンターの賢帆法師は、「ロボット僧は今のところ1台しかない。商的行為ではなく、現代的な手段で仏教を広めようとしただけだ」と話す。
 賢二はロボット僧の第1世代で、竜泉寺は第2世代の開発の準備を進めている。次世代ロボットはスマート化が進み、一歩踏み込んだ交流が可能で、認識もよりスマートになる。
 賢二の胸のディスプレイには、回答できる質問が表示される。
「今日は何を食べた?」
「ロボに食事の必要はない、愚問だ」
「渋滞したらどうしようか?」
「お経を唱えればいいじゃん」
「うちの女房が短気なんだけど、どうしたらいい?」
「目をつぶるしかないな。離婚しろとも言えないだろ」
「おふくろが口うるさいんだけど、どうしたらいい?」
「年寄りなんだから、好きにさせておけ」
「生きるのが嫌になった」
「世界で苦しんでいるのがあんた一人だけだと思うな」
「どうしてそんなに色んなことを知ってるんだい?」
「知れば知るほど厄介事が増えていかん」

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