2016年05月09日-05月13日
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2016年科学技術活動ウィーク、国家重大科学プロジェクトを展示へ

2016年05月11日

 中国科学技術部(省)が発表した情報によると、2016年の科学技術活動ウィークは5月14~21日にかけ、全国各地で同時展開される。例年と異なり、今年の科技ウィークのメイン会場では、国家重大科学プロジェクト、ビッグサイエンス装置が展示される。新華社が伝えた。
 科学技術活動ウィークは毎年5月の第3週に実施され、2001年よりすでに15回開催されている。各地・各機関は関連イベントを11万回以上開催しており、延べ12億人以上が参加している。
 中国科学技術部政策法規・監督局の包献華副局長は、「科学技術ウィーク期間中、模型・写真・動画などの形式により、12件の国家重大科学プロジェクトとビッグサイエンス装置を展示する。さらに現場で働く科学技術者に、関連科学技術の革新状況についてリアルタイムで紹介してもらう」と話した。
 2016年科学技術活動ウィークの開幕式は、メイン会場の北京民族文化宮で開かれる。市民はチケットを予約することで見学可能。科学の重要製品、新技術・新製品・新産業、「一帯一路」(1ベルト、1ロード)科学知識普及ステーション、革新夢工場などの展示ブースが設置され、国民生活と密接に関連する科学技術革新の成果の展示、科学知識普及・体験に関する展示などが行われる。うち「一帯一路」科学知識普及ステーションは、科学知識普及の角度から「一帯一路」沿線国の70件以上の科学技術成果を紹介し、沿線国の科学技術交流を強化し、人々の科学技術の視野を広げる。
 活動期間中、全国各地で2000以上の地域・業界の特色あふれる科学知識普及イベントが催される。これには遼寧省の「中日韓ロボコン」、広東省の「両岸四地(大陸部・台湾・香港・澳門)科学知識普及パーク」、上海市の「科学知識普及芸術展」、天津市の「第2回科学知識普及製品博覧会」などが含まれる。各機関はさらに400以上の科学知識普及イベントを催す。これには中国科学院の「公衆科学デー」、中国環境保護部(省)の「国家環境宣伝教育モデル基地シリーズ科学知識普及活動」などが含まれる。

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