2016年08月01日-08月05日
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合肥市の「高速列車病院」を訪ねて

2016年08月01日

 1年で最も暑い時期になる「入伏」を迎えてから、猛暑日が続いている。毎晩、合肥南駅の西に2.5キロ離れた所にある南京高速列車運行区間合肥南高速列車運用所は、明かりで煌々と照らされる。夏休みで旅客数が増えているため、ここのところ特に多忙を極めている。夜8時から翌日の午前8時まで、絶えず高速列車が出入りし検査とメンテナンスを受ける。安徽省で唯一の高速列車検査・メンテナンスセンターである同施設は、主に合肥~福州間高速鉄道、南京~安慶間都市間鉄道などの高速列車の検査・運用を担当している。ここは高速列車の「病院」のようなもので、高速列車に全面的な「身体検査」を行う。合格した高速列車のみが、引き続き運行することができるのだ。安徽日報が伝えた。
 深夜だが、車庫内の気温は摂氏50度に達する。高速列車の整備士たちは各自の持ち場を奔走し、滝のような汗を流す。1人で毎晩4両の高速列車を検査・修理し、約10キロ歩く。すべての車両に200−300項目の作業がある。壊れた部品を取り替え、電気回路の検査をし、さまざまな故障を診断する。ここでは毎日24本の高速列車のメンテナンスと検査を行わなければならない。夏のピーク時であれば、この数はさらに増加する。旅客の安全を守るため、彼らは毎日高温や苦しみを物ともせず、黙々と高速列車の安全運行に貢献している。

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