米英などの西側諸国は多くの現代テクノロジーを独占しているが、ゲノム編集の重大な進展はこれらの国のみに集中しているわけではない。中国はゲノム編集分野で頭角を現す可能性がある。人民日報海外版が、BBCの記事を引用し伝えた。
記事によると、政府からの財政支援により、中国は2015年に世界で初めてヒト胚胎ゲノム編集ツール「CRISPR-cas9」を使用した国になった。中国は「CRISPR-cas9」を使用した人体の非生殖性組織細胞のゲノム編集によるがん治療でも、最先端をリードしている。全体的に見て、中国がこのようなゲノム編集技術を開発できたことには、▽学術研究および関連技術の開発への支援▽同技術の活用への国民の支持――という2つの主因がある。西側諸国はこの2点で、中国に大きく遅れを取っている。中国はこのゲノム編集技術の未来をしっかりと握っていると言えるだろう。