量子通信専門家の潘建偉氏は16日、第3回世界インターネット大会の科技成果発表会で、上海―合肥間の量子通信幹線が同日開通したと発表した。科技日報が伝えた。
潘氏は、「広域量子通信を実現するため、国家関連部門の支持を受け、『京滬幹線』ビッグスケール光ファイバー幹線網プロジェクトを実施中だ。今日は非常に有意義な一日で、上海と合肥を結ぶ量子通信ネットワークが開通した。これは銀行・金融の取引の分析に用いられ、銀行データの予備にも用いられる。中国科学院先導科技特別プロジェクトの支持を受け、『墨子号』衛星の実験任務を通じ、広域量子システムの構築を実現するため取り組んでいる」と話した。
量子通信は原理的に盗聴者を見つけることができ、情報伝達の絶対の安全性を実現する。中国が8月に打ち上げた量子通信衛星「墨子号」は、現在も正常に作動中とのことだ。