世界を変える、中国の革新のチカラ

2017年 12月22日

 ウェアラブルデバイスを使いリアルタイムで人の考えを読み取り、念じるだけで照明・カーテン・加湿器などの家庭用デバイスを操作する。これはSF映画のワンシーンではなく、中国企業が研究開発したハイテクだ。世界で新たな科学技術・産業革命が生じているが、革新により高品質発展を目指す中国は「追走」から「並走」へ、さらに一部分野では「リード」へと変わっている。画期的な技術革新により、多くの起業家が注目されている。新華網が伝えた。
 2012年に当時29歳だった劉自鴻氏は数人の仲間とともに、米シリコンバレー・香港・深センで同時に柔宇科技を起業し、柔軟性電子技術の開発と応用に取り組んだ。劉氏は深センで、この企業がわずか5年も経たないうちにアイデアを現実に変え、時価総額30億ドル以上、世界で最も急成長する「ユニコーン」企業の一つになるのを見守ってきた。
 劉氏は、「当社は技術革新を通じ、人々に世界をよりよく感知してもらいたい」と述べた。同社は2014年に世界の業界で最も薄型の、厚さわずか0.01ミリのカラー柔軟性ディスプレイを発表し、かつ新型柔軟性電子センサー、Royole Moon 3Dヘッドセット型シアターなどの製品を開発した。国内外で1500件以上の知的財産権を有し、製品を20以上の国と地域に販売している。
 中国は長期的に世界産業チェーンの川中・川下に位置しており、労働・資源集約型製品を大量生産し輸出し、発展のために資源と環境を犠牲にしていた。そのため、革新駆動型発展の道を歩むことが必要となっている。
 中国東方電気集団有限公司党組書記、董事長(会長)の鄒磊氏は、「当社は世界的な競争力を持つ一流企業と比べると、科学研究・開発能力やオリジナル技術などの面で不足しており、企業の世界トップを実現するには不十分だ。中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の報告では、革新は発展をけん引する最大の動力であり、現代的経済体制を建設する戦略的支柱とされた。弱点を補うため、当社は2007年に中央研究院を設立し、革新駆動を堅持している。これによって新型原子炉・華竜1号など一連の重大な研究開発成果が生まれた。伝統・新型エネルギー分野の革新で実り多い成果を手にし、企業の国際的な競争力を高めた」と説明した。


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