中国航天科工集団第四研究院が発表した情報によると、中国の固体燃料ロケット「快舟11号」が今年上半期に初飛行し、1度に6基の衛星を打ち上げることでスピーディにネットワークを構築し、打ち上げ効率を大幅に高めてコストを削減することになる。新華網が伝えた。
同研究院副院長、航天科工火箭技術有限公司董事長の張鏑氏によると、快舟ロケットは車載移動型打ち上げ方式を採用し、衛星の商業化・高密度・スムーズな打ち上げの需要を満たす。
快舟ロケット副チーフデザイナーの劉蕭磊氏によると、昨年1月に打ち上げられた「快舟1号甲」は1週間で衛星3基を打ち上げ、短時間内に衛星ネットワークを構築した。今回の「快舟11号」は1度の打ち上げでネットワークを構築し、打ち上げ効率をさらに大幅に高めコストを削減することで、中国の商業打ち上げの国際競争力を高める。