江蘇省交通運輸庁が9日に発表した情報によると、蘇錫常南部高速道路の常州~無錫区間太湖トンネルが全面的に施工段階に入り、2021年末に開通する見通しが明らかとなった。竣工後の全長は10.79キロメートル、幅が43.6メートルに達する太湖トンネルは、中国において最長かつ最も幅の広い水底トンネルになる。新華社が伝えた。
情報によると、同区間の投資総額は159億1000万元(1元は約17.22円)で、6車線高速道路基準で全線を建設。同区間の全長は43.9キロで、先行区間の建設は2017年6月に始まっている。
蘇錫常南部高速道路プロジェクト建設部指揮部の代表者である夏文俊氏は、「太湖トンネルは同プロジェクトの重要内容だ。設計上の時速は100キロで、建設規模や安全リスク、環境保護、施工方法などに難しい点が存在している」と話した。