「世界海洋科学技術革新指数報告書(2017)」が13日、山東省青島市で正式に発表された。報告書によると、中国の海洋科学技術は急速に発展しており、第3集団から第2集団に入ったことが明らかになった。科技日報が伝えた。
報告書は青島海洋科学・技術国家実験室と、新華(青島)国際海洋資訊センターが共同作成した。主な内容は指数化の結果、中国の評価・分析、項目別指数の分析など。報告書は革新への支出、革新の産出、革新の応用、革新環境という4つの緯度に基づき、世界25ヶ国の海洋科学技術の革新状況を指数化した。
指数化の結果によると、2017年の世界海洋科学技術革新指数上位10ヶ国は、米国、ドイツ、日本、フランス、ノルウェー、中国、韓国、英国、豪州、オランダの順となった。中国の海洋科学技術革新指数は67.3に達し、うち革新への支出、革新環境の改善が順位上昇に大きく貢献した。革新の産出と応用では、高い優位性を維持し、米国、英国、フランス、ドイツと共に革新の産出・応用強国になった。
報告書によると、中国の革新への支出は1人あたりの平均では他国を下回るが、中国経済の発展は海洋に高度に依存するという開放型の特徴を示していることから、先進国と比べ大きな成長の余地を残しているという。中国は今後成長を維持し、海洋経済の発展、陸海統一計画の強化に取り組むことになるほか、先頭集団に迫り、世界の海洋経済及び海洋科学技術の発展に活力を注ぐことになる。