江蘇省の南京鼓楼病院では12日、体重2950グラム、身長49センチの男の子が誕生した。中国科学院遺伝・発育生物学研究所が発表した情報によると、これは世界初の幹細胞総合構造材料による早発閉経治療の臨床研究で誕生した赤ん坊で、中国の再生医学技術による早発閉経治療の研究の重大な進展となった。新華網が伝えた。
中国科学院幹細胞・再生医学研究先導特別プロジェクトの支援を受け、同病院生殖医学センターと中国科学院遺伝・発育生物学研究所の戴建武氏が率いる再生医学研究チームが協力し、2015年に世界に先駆け臍帯間幹細胞充填による早発閉経合併不妊症への臨床研究を展開した。
戴氏のチームは卵巣の機能再生に用いる、注射可能なスマート型コラーゲン構造材料を設計した。同病院生殖医学センターと戴氏のチームは協力し、前期段階において大量の体外実験と動物実験を行った。これにより臍帯間充填幹細胞総合コラーゲン構造材料により、リン酸化卵胞を通じて成長する重要分子「FOXO3a」と「FOXO1」を通じ、原始卵胞の活性化と粒子状細胞の増殖を加速できることを証明した。幹細胞も「VEGF」と「HGF」、「IGF-I」など多くのサイトカインを分泌し、分泌により粒子状細胞の成長と死亡の調節に参与し、早発閉経を修復できる。臍帯間充填幹細胞は分解可能なコラーゲン構造材料に付着し、この構造を利用し幹細胞の固定と分化、原子卵胞の活性化、早発閉経の修復を促すことで、女性に生育能力を取り戻させることができる。