瞿佳氏と金子兵氏が率いる温州医科大学の科学研究チームはこのほど、環境からの影響の少ない先天近視の研究で、新型先天近視病原性遺伝子「BSG」を発見した。また新生児が突然変異によって先天近視になる確率は、出産時の両親の年齢と関連することが分かった。関連成果はすでに「米国科学アカデミー紀要」に掲載されており、「2017年中国医薬生物技術10大進展」に選ばれた。科技日報が伝えた。
温州医科大学教授の金子兵氏は独占インタビューで、「我々は多くのサンプルを収集することで、次の結論を導き出した。両親のどちらにも先天近視遺伝子がまったくない場合に、子供が生まれた際の父親の年齢が35歳を超えていれば、子供が先天近視になる確率が最高で50%まで上がる。BSGの発見は、多くの晩婚と高齢になってから子作りする男性に警鐘を鳴らしている」と述べた。