国家海洋局南海調査技術センターが18日に発表した情報によると、同センターが開発を主導し、複数の部門が参加する南極の過酷な環境を調べるため浅海マルチビーム測深器を搭載する特殊無人艇がこのほど、中国第34回南極科学観測活動で使用された。新華社が伝えた。
中国が自主開発するスマート無人艇はこれまで、極浅海エリアや海洋島礁などの各種環境で使用されていた。これにより一部の非常に困難な使用シーンを除き、中国の現段階のスマート無人艇の技術成熟度は、海洋測量の大半の使用シーンの需要を満たせるようになった。
同センターの王偉平主任は、「海外と比べ、中国の無人艇業界は民間分野における技術発展と応用で高い水準に達しており、先進国との差は小さい。中国の海洋調査の切実な需要を満たし、かつ従来の調査では克服できなかったさまざまな問題を効果的に解消できる」と説明した。