雄安新区の2017年における考古調査では、多くの成果が得られた。河北省文物研究所が21日に発表した情報によると、雄安新区の2017年における考古調査では、区内の文化遺跡の全体的な分布状況が確認され、それにより新区文化財保護・利用及び考古調査の基礎を固めた。中国新聞網が伝えた。
これらは新石器時代から明・清朝までの文化遺跡となっており、地下埋蔵品は新石器時代や戦国時代、漢代のものが多く、城跡や集落跡、墓、窯跡などが含まれる。地上で確認された文化財は、明・清朝の建築物や石碑、近現代革命史跡が中心となっている。
元・明・清朝における雄安地区は首都近辺の重要な地域で、都の文化の影響を受け、文化的に彩り豊かな繁栄を呈した。陳調元荘園や陳子正故居、趙北口清代戯楼、山西村明代古塔などの建築物は保存状態が良好で、地域の時代的特徴を留めている。
陳子正故居は四合院と西院・北院が現存しており、敷地面積は約860平方メートル。正房が3部屋、東配房が2部屋、西配房が2部屋、北院の東西の耳房が1部屋ずつある、典型的な北京の民家となっている。