中国と南アフリカの国交樹立20周年を迎え、中国教育部(省)中外人文交流センターは30日に江蘇省常州市で、「中国―南ア職業教育協力・技術技能型人材育成協議会」を主催する。両国の教育部門が調印した教育分野の協力・交流拡大枠組み協定内の初の「中国・南ア学生実習・研修プログラム」を担当する常州情報職業技術学院は24日、双方の高技能人材育成の協力の成果を発表した。科技日報が伝えた。
中国のハイエンド製造、通信電子、電線・ケーブル、アパレルといった業界の企業は近年、南アフリカでの投資・起業・発展に取り組んでいる。しかしこれらの海外進出した企業は、高技能人材の不足という難題の解決が急がれている。
2015年12月の中国・アフリカ協力フォーラム会期中、両国の教育部門は教育分野の協力・交流拡大枠組み協定に調印した。高技能人材育成は、その重要な内容の一つとなっている。
同協定に基づき、南アフリカ高等教育部門は国内の各大学に通知を出し、学生自身が申請し、同部門が面接を行い、200人を選抜した。この200人の公費留学生は、中国の優秀な高等教育機関2校で専門的な研修を受けることになる。常州情報職業技術学院は初の協力育成計画を担当した。2017年3月、第1陣となる南アフリカの留学生89人が同校を訪れ、電気・機械工学、電気自動化、ソフトエンジニアリング、ネット通信技術を学んだ。