中国の基礎科学研究、3ステップ発展目標を発表

2018年02月02日

　中国国務院はこのほど、「基礎科学研究の全面的な強化に関する若干の意見」を通達し、基礎科学研究の全面的な強化に向け手配した。科技日報が伝えた。
　同意見は中国の基礎科学研究の3ステップ発展目標を明確にした。すなわち2020年までに、中国の基礎科学研究の全体水準と国際的な影響力を大幅に高め、若干の重要分野で世界先頭集団に入り、先端科学の重要方向で一連の重大かつ独創的な科学の成果を手にし、国家戦略の需要を見据えた先見性のある一連の重大科学問題を解消する。革新駆動型発展の供給能力の大幅な強化を支援・けん引し、小康社会（ややゆとりのある社会）の全面的な構築、革新型国家グループへの加入を力強く支える。2035年までに、中国の基礎科学研究の全体水準と国際的な影響力を大幅に高め、多くの重要分野で世界の発展をけん引し、世界の科学技術発展及び人類文明の進歩に対して重要な影響を生む一連の独創的な科学成果を生み出す。社会主義現代化をほぼ実現させ、革新型国家の先頭集団入りの堅固な基礎を作る。今世紀中頃までに、中国を世界の主要科学センター、革新の要衝とし、一連の重大かつ独創的な科学成果と世界トップ水準の科学者を輩出する。「富強」、「民主」、「文明」、「調和」、「美しい」社会主義現代化強国、世界科学技術強国の建設を科学の力で強力に支える。