中国海洋石油総公司(中国海油)と中国石油化工集団公司(中国石化)は6日、各産地の液化天然ガス(LNG)が天津市のLNG受入ステーション埠頭で積み下ろされたと発表した。気化後にパイプラインを通じて北京・天津・河北・山東地区に供給され、華北地区の冬の天然ガスの需給逼迫な状況を効果的に解消する。科技日報が伝えた。
2006年6月に中国初のLNG受入ステーション広東大鵬プロジェクトが竣工・稼働してから現在までの12年間の間に、中国は川上の海外LNG資源基地を建設し、天然ガスの調査と開発を行った。中流のLNG水運やLNG受入ステーションの建設、天然ガスパイプラインの敷設、さらには川下の天然ガス発電、自動車へのガス注入、産業用ガス、LNG冷熱エネルギー利用などをフルカバーする整った産業チェーンを構築した。これにより多くの技術指標が国際トップレベルに達した。
中国海油によると、同社はLNG技術の研究開発分野で、大型LNG全容量備蓄技術を率先して把握した。うち3件は世界初、6件は世界トップの技術であり、9件の革新技術は業界トップ水準に達している。これによりグローバル企業の大型LNG備蓄技術に対する長期的な独占を徹底的に打破した。中国は世界で3番目に大型天然ガス液化技術を手にした国となった。国産小型天然ガス液化技術が、多くの液化プロジェクトで応用されており、液化率やエネルギー効率などの各種性能が国際トップ水準に達している。国内の海上天然ガス液化技術の研究も、多くの国家級海上天然ガス液化技術研究開発課題及び技術化設計の面で、重要な進展を実現している。