国家ロボット革新センターがこのほど、中国科学院瀋陽自動化研究所で設立された。これは遼寧省に設立された初の国家級製造業革新センターとなる。人民日報が伝えた。
同センターは瀋陽スマートロボット国家研究院有限公司が支援し、中国科学院瀋陽自動化研究所が中心となり設立した。企業化運営に基づき、「企業+連盟」モデルの運営を採用。14社の株主を持ち、国内リーディングカンパニーや大学、科学研究機関など重点学科群及び科学研究基地を統合した。同センターはロボット完成品及び重要部品の検査・測定能力、ロボット重要部品中間試験・インキュベーション能力、応用模範能力、業界支援サービス能力などの育成に力を入れる。その上で、研究開発、成果転化、業界サービス、人材育成を一体化させた国家ロボット産業共同革新基地を形成する。
瀋陽は中国のロボット、特に産業用ロボットの科学研究、設計、製造の重要な地域だ。新松ロボットを始めとするロボット企業20社以上のほかにも、中国科学院瀋陽自動化研究所や東北大学などの自動化人材育成機構を持つ。