2018年07月09日-07月13日
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中露天然ガスパイプライン東線で初のスマートパイプラインを敷設

2018年07月09日

 中露天然ガスパイプライン東線プロジェクトマネージャーの羅志立氏は5日、中国4大エネルギールートの一つである同プロジェクトの、北部区間パイプ主体の溶接の進度が半分に達したと発表した。プロジェクトの最終輸送量は年間380億立方メートルという過去最高値に達し、かつ中国初のスマートパイプラインのモデルを敷設する。科技日報が伝えた。
 羅氏は中国石油開放日イベント会場で、「同プロジェクトは中露両国首脳が共に署名した両国の全面的・戦略的協力パートナーシップを深める戦略的プロジェクトだ。その中国国内区間は黒竜江省黒河市中露国境地帯から上海市までで、黒竜江省、吉林省、内モンゴル自治区、遼寧省、河北省、天津市、山東省、江蘇省、上海市を経由する。パイプラインを3170キロ新設し、敷設済みの1800キロを並行利用し、地下ガス備蓄庫をとともに建設する。プロジェクトは区間の審査・批准、段階的建設を踏まえ、2019年10月にも北部区間(黒河~長嶺)が稼働条件を備える計画だ。第1期の輸送量は年間50億立方メートルで、2020年末に全線が竣工し稼働開始し、2025年には年間380億立方メートルの生産能力に達する」ことを明らかにした。

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