2018年07月16日-07月20日
トップ  > 科学技術ニュース>  2018年07月16日-07月20日 >  生態保護レッドライン、北京市が画定

生態保護レッドライン、北京市が画定

2018年07月16日

 北京市政府はこのほど、北京市生態保護レッドラインを発表した。北京市生態保護レッドライン面積は4290平方キロメートルで、市の総面積の26.1%を占める。新華社が伝えた。
 生態保護レッドラインとは、生態空間範囲内で特殊かつ重要な生態機能を持ち、強制的かつ厳格に保護する必要のあるエリアのことで、国家生態安全を守る生命線だ。2017年9月に中共中央と国務院が批准した「北京都市全体計画(2016−35年)」は、生態保護レッドラインを画定・厳守することを強化するとした。
 その生態機能に基づき、北京市生態保護レッドラインは次の数種に分かれる。(1)水源涵養類。主に北部軍都山一帯、すなわち密雲ダム、懐柔ダム、官庁ダムの上流地域に分布する。(2)水土保持類。主に西部西山一帯に分布する。(3)生物多様性保護類。主に西部の百花山、東霊山、西北部の松山、玉渡山、海坨山、北部の喇叭溝門などの地域に分布する。(4)重要河川・湿地。すなわち5本の1級河川(永定河、潮白河、北運河、大清河、薊運河)、3ダム1渠(密雲ダム、懐柔ダム、官庁ダム、京密導水渠)など重要な河川・湖沼・湿地に分布する。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます