中国では現在、シェアリング・エコノミーが隅々まで浸透している。いまやさらに細分化された子供用シェア自転車まで登場した。子供用シェア自転車はこのほど、山東省済南市や江蘇省常州市などの各団地に登場し、2−8歳の2010年代生まれが主な利用者となっている。子供用シェア自転車は子供版のシェア自転車であり、車種は子供の年齢に基づき3つに分かれる。子供が乗る前に、保護者がアプリをダウンロードし、コードをスキャンする。デポジットを払う必要がなく、実名制でないことを除けば、その使用方法は大人用のシェア自転車と大差ない。安全を守るため、歩道と車道が切り離されている閉鎖型の団地内でしか使用できない。使用後は決められたエリアに返却する必要がある。科技日報が伝えた。
子供用自転車は子供のいる家庭の必需品のようなものだが、高額な上に頻繁に買い替えなければならず、運ぶのも一苦労で、利用率が低いといった問題がある。子供用シェア自転車は、この問題をカバーしており、人々のニーズに非常にマッチしていると言える。現時点では子供用シェア自転車の管理規定はなく、安全と普及に関しては運営者が考えるべき主な問題になっている。この新サービスがどの程度まで発展するかについては、今後の経過を見守る必要がある。