雄安新区市民サービスセンターにこのほど、「新しい客人」がやって来た。その客人とは無人食品デリバリー車の「小袋」。無人スーパーや無人宅配ロボットに続き、1ヶ月間におよぶテスト期間を経て、無人食品デリバリー車の試験運用がスタートする。澎湃新聞が伝えた。
「小袋」の宅配ボックスには、IP(国際電気標準会議/IEC)が規定した防水・防塵性能の等級)65準拠の密閉設計が施されており、食品を輸送する際の環境を保障しているほか、ボックス内に備え付けられたセンサーがリアルタイムでモニタリングを行い、必要に応じた保温モードを設定することができる。また、スケジューリングプラットフォームのモニタリングと精密なスケジューリングによって、室内などの人の流れが密集した場合のリスクを引き下げ、突発的状況に随時対応することができる。「小袋」の外観は精巧で、内部の空間は、テイクアウト食品や書類などの「小さく、軽い」モノを置くのに適した構造になっており、ビルとビルの間の狭い空間を移動するのにも非常に適している。また、回転することで進行方向を変更したり、障害物を柔軟に回避するといった能力も、室内環境などでより余裕をある移動を可能にしている。
飲食サービスは、頻度が極めて高い消費項目であり、毎日の配達件数はかなりの数に上っている。無人食品デリバリー車は、自動運転・高精密設計・長距離リモート・コントロールなどの技術を応用すると同時に、物のネットワーク技術に依拠することで、スマート交通・ビル・エレベーターなどを連結させることで、外部道路・園区・建築物内部などさまざまなシーンに適応させることが可能。また、自主的にシーンの切り替えを行い、輸送力を効果的に増強し、デリバリーの効率を高めることで、物流業の「ラストワンマイル」問題に新たな解決策を提供している。
今後、AIの活用がより多く雄安新区で目にすることができるようになり、スマート都市建設と産業の定着をサポートすることになるとみられている。また、それにより、AIが、新区都市建設と産業発展においてより多くの作用を発揮すると期待されている。