2018年10月01日-10月12日
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最大のシェールガス田の累計生産量が200億立方メートルに

2018年10月08日

 中国石油化工集団(中国石化)江漢油田涪陵シェールガス田が発表した情報によると、中国最大のシェールガス田である同シェールガス田は10月6日までに累計200億立方メートルのシェールガスを生産した。1日あたりの生産量で3200万世帯以上の生活用天然ガスを賄うことができる。中国中東部地区の天然ガス市場の供給を力強く支え、中国シェールガス調査・開発の自信を深めた。新華社が伝えた。
 情報によると、2012年12月に同シェールガス田の開発・建設が始まってから、わずか5年余りのうちに確認埋蔵量が6008億立方メートルに達した。初の国家級シェールガス実証エリア、調査・開発実証基地を建設した。累計生産量は2017年3月に100億立方メートルに、今年10月6日に200億立方メートルに達し、192億立方メートルを販売した。
 同シェールガス田は今年に入り、調査・開発の規模を拡大し、生産安定・供給保証作業に全力を注いでいる。主力ガスエリア重点生産能力プロジェクトに取り組み、旧エリアの安定生産能力を高め、新エリアの建設を加速している。中国初のシェールガス商業開発井「焦頁1HF井」は、2079日間に渡り安全生産を維持し、国内シェールガス生産時間の最長記録を樹立した。また「焦頁6−2HF井」は2億6700万立方メートルを生産し、国内シェールガス井の累計生産量の最高記録を樹立した。現在までにガス田438ヶ所が開発され、321ヶ所で生産が始まっている。今年の累計生産量は45億立方メートルを上回り、うち8月の生産量が通年の月間最高水準に達した。1日あたりの平均生産量は1678万立方メートルとなっている。

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