2018年10月15日-10月19日
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物流用大型無人機がテスト飛行、最短離着陸距離は150メートル

2018年10月18日

 航天時代電子技術股フン有限公司(フンはにんべんに分)は16日、中国航天科技集団有限公司の多大な支援を受け、順豊控股股フン有限公司(以下「同社」)と飛行試験基地で、物流シーンに基づく飛鴻−98(FH-98)国産化大型商業無人機のデモ飛行・テストを行った。飛鴻−98の初飛行に成功し、国家民航局からの堪航審査に関する試行の許可取得後、国内で公開デモ飛行を行ったのはこれが初となる。飛行テストは無事成功した。
 飛鴻−98は同社のスマート無人航空物流分野の需要に基づき開発された。中国航天科技集団第九研究院傘下の航天時代飛鴻技術有限公司は、長年に渡り蓄積してきた軍用無人機システムの開発経験を活用し、宇宙品質管理及び高い技術、システム工学の理念と軍民共同革新により、積載能力が世界一の国産化商業無人機を開発した。短距離離着陸や大積載量、大容量格納庫、高信頼性、高コストパフォーマンスなどの特長を持つ。飛鴻−98の開発は運五−B輸送機をベースとしている。最大離陸重量は5.25トン、最大積載量は1.5トン、最大容積量は15立方メートル、飛行高度は4500メートル、巡航速度は時速180キロ、最大航続距離は1200キロ。最短離着陸距離はわずか150メートルとなっている。

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