世界スマートコネクテッドカー大会が、18日から21日にかけて北京市で開かれた。これは世界最大規模で中国初の国家級スマートコネクテッドカー専門会議となる。北京市政府と中国工業・情報化部(省)が共催し、来年より順義区が永久開催地となる。
順義区は大会の閉幕式で、スマートコネクテッドカー革新生態実証エリア発展計画を正式発表した。100平方キロメートルのエリア内で、「人・車・道路・クラウド・ネットワーク・都市」の開放・協同の革新生態を構築する。
中国工業・情報化部の苗圩部長は、18日の開幕式で、「新しい自動車の時代が訪れようとしている。スマートコネクテッドカーの発展は、各国の共通認識になっている。予測によると、中国の2020年のスマートコネクテッドカー市場規模は、1000億元(1元は約16.22円)以上に達する」と述べた。
中国工業・情報化部など3つの部・委員会は昨年発表した「自動車産業中長期発展計画」の中で、スマートコネクテッドカーを中国の自動車産業モデルチェンジ・アップグレードの重要な突破口とした。2020年までにスマートコネクテッドカーを世界と同時に発展させ、2025年までにスマートコネクテッドカーを世界の先頭集団に入れるという発展目標を掲げた。
スマートコネクテッドカーの産業発展の各方面をめぐり、「自動車の新時代を切り開く」をテーマとする同大会では12回のスピーチとシンポジウムを行った。院士(アカデミー会員)が人工知能(AI)と自動車について解説し、産学研の各界がインターネットと新エネ車、スマートコネクテッドカーのコア技術の発展の最前線などの話題について議論した。