2018年11月02日-11月09日
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中国初のミサイル無人艇が公開

2018年11月08日

 第12回中国国際航空宇宙博覧会が6日、正式に開幕した。会場では先ほどミサイル発射実験に成功したばかりの偵察・攻撃一体型ミサイル無人艇「瞭望者Ⅱ」が初公開された。これは中国初のミサイル無人艇で、世界で2番目にミサイル発射に成功した無人艇でもある。科技日報が伝えた。
 同無人艇は雲洲智能科技有限公司が西安現代控制技術研究所、華中光電技術研究所と共同で開発。全長7.5メートル、幅2.7メートル、排水量3.7トン、最大航行速度45ノットで、22ノットの標準航続距離は310カイリ。4級海況に適応。全自動・半自動・手動遠隔操作・人工操縦など、各種操縦モードを持つ。光電・レーダーシステムが搭載されており、艦首にはさらに四連装ミサイル発射装置が取り付けられている。画像誘導方法により、4発のミサイルを正確に発射できる。最大射程距離は5キロ。
 敵情視察及び精密攻撃の任務を遂行でき、島礁、国境海域の巡視・警戒に用いることができる。海の小型・中型標的を正確に攻撃でき、さらに水陸部隊の陸への移動に協力し、静的標的を正確に攻撃すると同時に、大型標的に集中砲火を浴びせる。

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