中国国家航天局への取材によると、「嫦娥4号」任務月面ローバーの世界名称募集活動の結果が3日、明らかになった。「玉兎2号」と命名された。科技日報が伝えた。
同活動は国家航天局月探査・宇宙事業センターが関係機関と共同で実施した。昨年8月15日の開始後、4万2945件の命名案が寄せられた。うち有効と判断された名称は1万4847件。多くの人々が前代の月面ローバー「玉兎号」に深い思いを抱いており、「玉兎2号」を提案した。これは中国月探査プロジェクトが「嫦娥プロジェクト」と呼ばれる文化的なつながりを反映している。嫦娥3号の「玉兎号」、嫦娥4号の通信中継衛星「鵲橋」と同じく、人々に受け入れられやすく、覚えるにも発信するにも向いている。
名称の提出、審査委員会の書簡による審査、入選名称の一次審査により、「逐夢、光明、玉兔2号、探索、征途、精霊、無畏、望舒、行者、金兔」という10件の名称が選出された。オンライン投票の段階を経てから、宇宙技術専門家、大学言語・文化の有名人、国の主流メディア代表者ら23人でつくる審査委員会が最終審査・投票、そして一般投票の結果を加重計算してランク付けを行い、「玉兎2号」が最高得点で選出された。