初の中国国産となる市域高速列車が23日、温州鉄道交通S1線で運行を開始した。S1線で使用される市域鉄道の中心的な設備である市域高速列車は、中車青島四方股フン公司(フンはにんべんに分)が特別に製造した新型鉄道交通設備だ。高速列車技術プラットフォームを基礎とし地下鉄車両技術を融合し、双方の長所を取り入れている。高速列車と地下鉄の「混血児」とも呼ぶべきだ。科技日報が伝えた。
S1線の設計を担当した中鉄第四勘察設計院集団有限公司の専門家によると、市域鉄道は新型交通手段の一種で、国家鉄道と都市鉄道交通の間に位置する。主に市街地と近郊を結ぶ高速・大容量・路線バス化サービスの新型交通手段を提供する。走行速度は時速50-100キロ、設計上の速度は120-160キロで、地下鉄の速度を上回る。駅間距離も地下鉄より広く、そのため移動スピードがより速い。
中車青島四方股フン公司の技術者によると、S1線を走る市域高速列車には高速で、スタートが速く停車がスムーズ、多くの旅客を乗せることができ、乗り心地がいいという特徴がある。設計上の最高時速は140キロで、加速・減速能力は地下鉄に相当する。地下鉄車両のようにスタートが速く停車がスムーズだ。高速列車の設計基準と同じく、同列車の車体の幅は3.3メートルで、高標準機密性設計を採用し、先頭車両に衝撃力吸収装置が搭載されている。時速36キロの衝撃力吸収能力を持ち、車両の受動的安全性を高めている。