2019年02月25日-02月28日
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チャイナドレス、画期的な技術で「復興の道」を歩む

2019年02月27日

 体験経済、3D体格測定衣料品加工、ビッグデータ...中国人女性の伝統的な美を代表しているチャイナドレスが、上海市で急速にモデルチェンジ中で、「復興の道」を歩んでいる。新華社が伝えた。
 「試着室」に入り鏡の前に立つと、「蔓楼蘭」ブランドが使用する3Dスキャン技術により、消費者の体格に関するデータが正確に読み取れる。プリントアウトを終えると、そのまま立体的な裁断が行われる。体にフィットしたチャイナドレスを作るため、何度も足を運ぶ必要がなくなる。このような未来のテクノロジーは、第1回中国独自ブランド博覧会で多くの来場者を驚かせた。
 蔓楼蘭の創業者である裘黎明氏によると、同ブランドはさらにビッグデータに原動力を求め、長年にわたり蓄積してきた女性消費者16万人の体格データを通じ、各年齢層の中国人消費者の体格を予想することで、チャイナドレスをより体に合ったものにしている。
 上海市消費者権益保護委員会が各業界協会と協力して行った「海派オーダーメイド型チャイナドレス評価」の現場では、ほかにも多くのブランドがより若々しく消費者に親しみやすいおしゃれなデザインを発表した。イブニングスーツの要素を取り入れ、チャイナドレスをより盛大な場に適した服にしている。伝統的なチャイナドレスを踏まえた上で、上下に分かれる構造を採用し、日常生活における着やすさを改善した。カシミヤ、レース、羽毛など従来のチャイナドレスにはなかった要素との「コラボ」により、デザイン性を高めている。

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