中国航空工業集団への取材によると、国産初等練習機「初教6」のTC/PC(型式合格証/生産許可証)発給イベントが28日、南昌市の瑤湖空港で行われた。これは中国初の軍から民に転用された航空機型式であり、初教6が正式に中国内民間航空市場に進出したことを意味している。江西省さらには全国の民間航空産業の発展及び軍民融合を促進する重要な意義を持っている。科技日報が伝えた。
初教6は中国が独自に開発した高性能初等練習機で、国内航空学校がパイロットの選抜や初等教育を行うため唯一用いている国産機種だ。中国航空工業集団有限公司の傘下企業、洪都公司によって開発・製造されている。初教6は速度が適度で安定性と操縦の柔軟性が高く、海外の小型機の飛行データに近い。60年近くの使用とメンテナンスによって、初教6の性能が安定しており、安全かつ信頼でき、使用しやすくメンテナンスもシンプルであり、航行の要求を満たすことが証明されている。