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スマート物流で「ラストワンマイル」対応 作業員1日分の仕事をロボットが2時間で

2019年09月10日

 上海市で先ごろ行われた2019 WAIC世界人工知能(AI)大会開幕式で、中国科学技術部(省)は最新の国家AI開放革新プラットフォームのリストを発表した。同リストには、スマート供給チェーンに代表される京東(JD.com)、基盤ソフト・ハードウェアに代表される華為(ファーウェイ)、スマートインテリア分野に代表される小米(シャオミ)などが含まれていた。新たな科学技術革命と産業変革の重要な駆動力であるAI産業の発展は、再び政策「ボーナス期」を迎えている。人民日報海外版が伝えた。

 広東省深セン市福田区で、黄さん(女性)は団地の宅配ボックスから荷物を受け取ろうしていた。黄さんがこの時行った操作は、ディスプレイに荷物受取番号を入力するのではなく、ディスプレイ上部のカメラを見ただけ。それだけで宅配ボックスは自動的に黄さんを識別し、ボックスの扉が開いた。黄さんは、「この顔認証システムはやはりとても便利だと思う。携帯電話を持ってくるのを忘れてしまっても、このシステムで顔認証をすればすぐに荷物を受け取れる」と語った。

 近年、物流業界におけるデータの価値はますます高くなり、「ビッグデータ+AI」による物流輸送効率の最適化はもはやニュースではなくなった。新小売り時代にあって、「オンラインとオフラインの統合、サービス商品一体化」は、長期的かつ全面的に物流業の発展に影響を与えるだろう。今後はシェアリングITプラットフォームによって、人や車両、使われていない倉庫なども物流上でシェアされるようになると考えられる。物流資源は将来、クラウドコンピューティングのようにニーズに応じて費用を支払うようになり、多元化した運送能力や倉庫資源が社会化された物流に組み込まれていく可能性がある。

 これまでは1万から1万5千点の箱入り商品を扱うのに、10人の作業員が毎日8時間作業する必要があった。それが現在では、無人倉庫のロボットが2時間で普通の作業員の1日の作業量をこなすことができる。これが新世代の無人倉庫が示す科学技術の力だ。京東のスマート物流倉庫「アジア1号」を例にすると、「アジア1号」は商品の立体化保管、ピッキング、梱包、輸送、仕分けなどの段階で、オートメーション設備やロボット、スマート管理システムを大規模に応用し、コスト低減と効率アップを図っている。

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