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ネイチャー・インデックス、2019年度のランキングを発表

2020年01月10日

 ネイチャー・インデックスは7日、2019年度のランキングを発表した。これには世界科学研究国トップ10、科学研究機関トップ10(Top 10 institutions in scientific research)、学術機関トップ10(Top 10 academic institutions)、順位浮上トップ10など5つの最も注目されるランキングが含まれる。

 うち、米国は質の高い研究の最大の生産国としての地位を維持する一方で、中国は力強く発展し、複数のランキングで際立っている。

 科学研究機関トップ10のトップは中国科学院で、北京大学が初めてトップ10入りした。中国科学院は2018年ネイチャー・インデックス追跡論文トップの地位を守った。中国の科学研究の「ナショナルチーム」と世界最大の研究機関である中国科学院は、トップ10の主要研究機関の中で論文発表数の増加率が最も高かった。

 北京大学の順位が浮上し、初めてネイチャー・インデックスの世界先進機関の仲間入りを果たした。北京大学は1年で順位を2つ上げ、カリフォルニア大学バークレー校をトップ10から弾き出した。

 順位浮上トップ10はいずれも中国の大学で、中国科学院大学がトップとなった。同大学のネイチャー・インデックスへの寄与度は2015年以降、200%増加した。上海交通大学が118.04で2位、清華大学が114.09で3位で、そのあとに続いた。中国科学院は世界の質の高い論文の最大の「メーカー」で、順位浮上ランキングで7位につけた。

 新興大学トップ10を見ると、41年の歴史を持つ中国科学院大学が318.77でトップとなった。シンガポールの南洋理工大学は232.51で2位に浮上。香港科技大学、南方科技大学も入選。創立50年以下の世界大学トップ10を見ると、アジアの大学が主導的な地位を占めており、10校のうち7校を占めた。

 科学研究国トップ10のうち、米国は依然としてネイチャー・インデックス追跡論文の最大の貢献者だが、中国が首位を狙っている。中国のシェアは2017年以降16.4%上昇し、米国は2.9%低下している。

 学術機関トップ10のうち、北京大学は6位につけた一方で、清華大学は質の高い研究産出の成長がめざましく、9位につけた。

 ハーバード大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学が4年連続で上位を占めた。ネイチャー・インデックスが追跡する82の学術誌に掲載された論文のうち、同3校の論文が最も高い割合を占めた。

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