有人潜水調査船「深海勇士」号と「奮闘者」号、2022年は計175回の潜水を遂行

2023年01月18日

　2022年、中国の有人潜水調査船「深海勇士」号と「奮闘者」号は、計175回の潜水を遂行した。作業能力が国際的な先進水準に達しただけでなく、運用・保守能力も世界のトップレベルに達するとともに、中国の深海潜水科学研究の新たな領域を切り開いた。新華社が伝えた。

　2022年、4500メートル級有人潜水調査船「深海勇士」号の海上作業日数は180日で、4年連続で100回の潜水を遂行した。平均潜水深度は1292.52メートル。作業類型は、科学調査、工学的応用、捜索・引き上げ、緊急対応などが含まれた。

　2022年、1万メートル級有人潜水調査船「奮闘者」号の通常運営の2年目だった。海上作業日数は累計202日で、75回の潜水を遂行した。科学潜水の平均深度は5912.8メートル。新たに増加した1万メートル級潜水は4回。「奮闘者」号はコンディションが安定しており、無効潜水はゼロ回だった。「奮闘者」号は現在まで1万メートル級潜水を25回遂行しており、1万メートル級潜水者は計32人。

　2022年、「深海勇士」号と「奮闘者」号はさらに水中共同作業を行い、投入・回収フロー、水中通信、作業注意事項などが含まれる2隻の有人潜水調査船による共同作業規程を大まかに形成し、中国の2隻の有人潜水調査船による共同作業の道を切り開いた。