2023年04月10日-04月14日
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中国の非化石エネルギー発電設備容量、年内に全体の過半数に

2023年04月14日

 中国国家エネルギー局はこのほど、「2023年エネルギー業務指導意見」を発表した。その中で、今年は非化石エネルギー発電設備容量の割合を全体の約51.9%に引き上げ、風力・太陽光発電量が社会全体の電力消費量に占める割合を15.3%とするよう打ち出した。22年末現在、中国全土の発電設備容量は25億6000万キロワット(kW)で、非化石エネルギーは12億7000万kWとなり、発電設備容量全体の約49.6%を占めた。今年、非化石エネルギーが初めて50%を上回ることになる。人民日報が伝えた。

 指導意見によると、今年は風力と太陽光発電の発展を大々的に推進する。まず、砂漠地帯などを重点とした大型風力・太陽光発電拠点プロジェクトの系統接続と稼働を推進し、第2弾、第3弾プロジェクトも建設。集光型太陽熱発電(CSP)の大規模発展を積極的に推進する。洋上風力発電拠点の建設も着実に進め、洋上太陽光発電の建設を計画。分散型陸上風力発電と分布型太陽光発電プロジェクトの建設を力強く推進し、年間の風力・太陽光発電設備容量を1億6000万kW程度増やす。

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