中国遼寧省瀋陽市和平区の九洲御璟団地でこのほど、「スマートシティ+自動運転」モデルが披露され、東北部初の自動運転スマート団地が同区に誕生した。
荷物が重いときに携帯電話で呼べば、自動運転のシャトルバスがすぐ迎えに来て、自宅の入り口まで送り届けてくれる。団地の庭には、自動運転警備車が360度全方向巡回運転中で、知らない人を自動で識別し、住民の安全を守り、緊急事態が起これば自動で警報を発する。車体にはワイヤレス赤外線システムが搭載され、住民をよけて移動でき、走行の安全が保証されている。自動運転清掃車が道路を清掃し、住民に清潔な環境を提供する。さらに豊富な種類の商品を積み込んだ自動運転販売車もあり、住民はいつでもミニプログラムに登録して買い物ができ、車両が指定の場所まで商品を届けてくれる......。これは「未来のシーン」ではなく、すでにある「現実のシーン」だ。
今回投入された自動運転車両は、自動運転シャトルバス、自動運転販売車、自動運転清掃車、自動運転警備車など計6種類。すべて車載センサーやコントローラー、アクチュエーターなどを搭載し、現代の通信・ネットワーク技術を融合し、人や道路、クラウドプラットフォームなどとの情報交換・共有ができる。また、複雑な環境での感知、スマート意思決定、協同コントロールなどの機能も備え、安全かつ快適で、省エネ・高効率の走行を実現している。