中国甘粛省第14期人民代表大会第3回会議がこのほど、蘭州市で開かれた。任振鶴省長が省政府を代表して政府活動報告を行った。科技日報が伝えた。
報告によると、甘粛省は2025年に科学技術投資を拡大し、全省の研究開発費の180億元(1元=約21円)達成を目指し、財政からの科学技術支出が一般公共予算支出に占める割合の目標を1.5%にする。その上で、以下の具体的目標に取り組むという。
蘭白両区(蘭白科学技術イノベーション試験エリア、蘭州・白銀国家自主イノベーションモデルエリア)のイノベーションコア機能を強化し、複数の国家技術イノベーションセンター・製造業イノベーションセンターを創設する。重要な科学技術特定プロジェクトと重点実験室の建設を主導し、研究・生産統合科学技術研究開発エンパワーメント計画を実施する。15の汎用化試験検証とパイロット生産プラットフォームを建設する。技術契約額525億元を目指す。新たに15社以上の省レベル単一分野のチャンピオン企業、100社以上の省レベル専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)中小企業、500社以上のイノベーション企業を育成する。ハイテク企業を2600社、省レベルテクノロジーイノベーション型企業を1800社、テクノロジー中小企業を4500社に拡大する。大学の学科建設を強化し、産学融合による質的向上プロジェクトを実施し、甘粛高等研究院の建設を加速させ、3カ所の国家大学テクノロジーパークを最適化し、30の大学産業研究院を強化し、大学エリア技術移転・実用化センターの試行事業を開始する。