中国吉林省長春市で16日、水素燃料を動力にした観光列車車両「氫春号」がラインオフした。中国新聞網が伝えた。
中車長春軌道客車有限公司が開発した同車両は、水素燃料を用いた動力システムを採用。架線からの電力供給が不要で、運行時は水のみを生成するという「ゼロカーボン排出」を実現している。1両から6両までの柔軟な編成に対応しており、都市部での通勤や文化観光などさまざまな路線ニーズを満たす。「氫春号」の登場は、軌道交通における水素燃料の商業化が実験室段階から応用レベルに進んだことを示している。

(画像提供:人民網)