中国衛星導航定位協会（GNSS and LBS Association of China）がこのほど発表した「2025中国北斗関連産業発展指数報告」によると、今年上半期（1～6月）における中国のスマホの出荷台数が1億3000万台となり、その98％以上が、中国が開発した北斗衛星測位システムに対応していた。中国新聞網が伝えた。
報告によると、今年上半期、中国における北斗ターミナルデバイス（家庭用電気機械器具は含まず）の実装数は3300万台/セット以上で、前年同期比で600万台/セット以上（22％超）増加した。これにより北斗の実装浸透率は約90％となった。
報告によると、今年上半期、北斗関連産業総合指数は前年同期比で10.34％上昇して1579ポイントに達した。2020年と比べると、増加幅は60％以上に達しており、第14次五カ年計画（2021～25年）期間中、中国の北斗関連産業が成長したことを示している。報告の分析結果を見ると、北斗の市場化、産業化、グローバル化関連の指数が加速度的に上昇しており、北斗関連産業の景況感も高まっているため、今年下半期（7～12月）の産業総合指数は1700ポイントを超える可能性があるという。