中国国務院報道弁公室が10日に開いた記者会見で、工業・情報化部（省）規画司の姚珺司長は、産業用ロボットや人型ロボットを工場へ導入する取り組みを進める方針を示した。人民網が伝えた。
姚氏は、「新技術や新製品の大規模応用において、具体的な応用シーンが重要な役割を果たす。今後は『5G＋』『AI（人工知能）＋』『ロボット＋』『インダストリアル・インターネット＋』『北斗＋』などの重点分野で応用シーンの育成を加速させる」と述べた。
「ロボット＋」の応用シーンについて、同部は「ロボット＋応用行動」を継続して実施し、ロボットの活用範囲と深度を広げる方針を示した。産業用ロボットや人型ロボットを工場に導入し、溶接や組立、塗装、搬送などの細かい工程から優先して実用化を進める。また、採鉱や爆発物、緊急対応といった過酷な環境でのロボット製品の普及を図り、危険や過酷な現場での作業をより安全な形で行えるようにするとした。