中国山西省陽泉市でこのほど、現地の地質災害対策センターの職員が古代植物の化石を複数発見した。中国科学院南京地質古生物研究所の専門家による鑑定の結果、これらは二畳紀の古代イチョウ植物の化石で、年代は約2億8000万年前と推定され、ジュラ紀に広く分布していたイチョウ化石よりもさらに古い時代のものだと判明した。中央テレビニュースが伝えた。
「中国イチョウ植物大型化石記録」や「中国古生物植物」などの資料によると、地球上でイチョウ植物が最初に出現したのは二畳紀だとされる。
今回の発見は、イチョウ植物の進化過程を研究するうえで重要な実物資料となるほか、二畳紀における気候環境の変化に伴う種の変遷を解明するうえで重要な証拠となる。

(画像提供:人民網)