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1.2 ライフサイエンス分野の現状および動向

(3) 脳神経

神経科学はこの20年間で最も発展した学科の一つであり、現在、国際的に研究されている主要なテーマの中には、神経細胞の特殊な細胞と分子生物学の特徴の解明、神経細胞間の各種接続方式、神経細胞間の相違の鑑別、神経細胞による信号の発生・伝達、信号による標的細胞の活動変化の解明、神経系疾病の原因とメカニズムの解明、新しい治療方法の探求などが含まれる。

中国の脳科学研究は、実績に加えて基盤も整備されている。現在、集中的に研究が行われているテーマとしては、痛みと鎮痛メカニズム、視覚情報処理の分子基礎、神経細胞の信号伝達、シナプス伝達の制御、神経回路の情報加工、ホルモンの神経細胞への作用、遺伝子レベルの脳機能制御、神経系の発育と修復などがある。

また、神経系疾患の遺伝子解読、脳機能の遺伝子レベルでの制御、神経系の発育と修復、新型非侵襲的脳内映像技術などの分野でも一定の成果をあげてきている。

 中国政府は近年、神経科学を一層重視している。具体的には、「脳機能と脳重大疾患の基礎研究」と「神経発育の基礎研究」などが「973計画」と「863計画」に組み込まれ、「攀登計画」の中にも脳科学研究の課題が盛り込まれている。

中国では、脳科学研究の今後の主要テーマとして、神経系の構造と機能の研究、各種神経活動の基本規律の解読、神経系がいかに体の各種行為を制御するかの解明などがあげられている。

 2008年4月、中国科学院生物物理研究所のグループによる視覚と脳内神経回路と制御に関する研究が雑誌「Nature Neuroscience」ウェブ版に発表され、中国も脳の視覚認知能力の解明に大きな貢献をした。

中国では神経活動における細胞と分子メカニズム、老人性認知症とパーキンソン症候群などの発病メカニズムと発病原因、脊髄損傷の修復メカニズムなどの分野で、国際的にも先進レベルに達することを目標として掲げており、中国独自の治療プランと中国語認知の観点からも研究を行う予定になっている。


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