トップ >科学技術中国の科学技術分野別状況2.ナノテクノロジー材料分野> 2.1 ナノテクノロジー・材料分野の概要

2.1 ナノテクノロジー・材料分野の概要

(3) 研究人材

1)材料科学分野

 機関別に見た材料科学分野の投入人的資源(研究者・技術者)と研究テーマ件数の推移を表2.5に示す。

表2.5 機関別に見た材料科学分野の投入人的資源(研究者・技術者※)と研究テーマ数の推移(2001~2006年)(人・年※※)

2001

2002

2003

2004

2005

2006

研究開発機関
(全分野)

127,690

118,458

129,001

124,831

133,485

157,169

(33,784)

(35,749)

(36,889)

(37,292)

(39,072)

(42,262)

うち
材料科学

3,485

3,809

3,274

3,321

2,942

4,010

(913)

(944)

(896)

(955)

(1,029)

(1,225)

高等教育機関
(全分野)

136,380

153,190

162,384

202,633

219,487

261,159

(141,992)

(169,643)

(200,120)

(237,463)

(280,327)

(365,294)

うち
材料科学

5,473

6,624

6,997

8,282

8,893

9,600

(5,166)

(6,114)

(7,341)

(8,292)

(9,562)

(10,741)

注:( )内は研究テーマ数
※研究者・技術者:高・中級技術のポストを有する科学技術活動に従事する人員と、高・中級技術のポストを有しない大学本科以上の学歴の人員を指す。なお高級技術職は日本の大学教授レベルに、また中級技術職は大学講師レベルに相当する。
※※:専従換算人員投入量:「専従人員」とは、当該年において研究開発活動に従事した時間が当該年の全作業時間の90%以上を占める人員を指す。また「非専従人員」とは、当該年において研究活動に従事した時間が当該年の全作業時間の10%以上-90%未満の人員を指す。「非専従人員」は、実際の作業時間に応じて「専従人員」に換算される。例えば、3人の「非専従人員」が当該年の全作業時間のそれぞれ20%、30%、70%を当該年の研究開発活動にあてた場合、「専従換算人員」は0.2+0.3+0.7=1.2(人・年)≒1(人・年)となる。したがって「専従換算人員投入量」は、「専従人員」に、作業時間に応じた「非専従人員」を加えたものである。例えば、2人の「専従人員」と3人の「非専従人員」(作業時間はそれぞれ20%、30%、70%)がいた場合、「専従換算人員投入量」は2+0.2+0.3+0.7=3.2(人・年)となる。
出典:「中国科技統計年鑑」(2002~2007各年版、国家統計局・科学技術部編、中国統計出版社)

① 研究機関

 「2007中国科技統計年鑑」によると、研究機関における研究者と技術者の人的資源投入量は、材料科学分野では2006年に1,225件の研究テーマに対して4,010人・年であった。2001年に比べ、総数は増加したものの、研究テーマ数も増えたため、1件あたりの人員投入量はやや減少傾向にある。

 なお、同年鑑に含まれている全58分野の人的資源投入を見ると、航空・宇宙関係の3万6,734人・年がトップで、電子・通信・自動制御の2万4,460人・年、農学の1万1,678人・年、エンジニアリング・基礎技術科学の1万707人・年、生物学の7,476人・年、地球工学の6,670人・年、原子力科学の6,476人・年に次いで材料科学関係が8位に入っている。

② 高等教育機関

 高等教育機関では、過去の6年の実績を見ると、材料科学分野への人的資源の投入が着実に増加している。しかし、研究テーマ数も増加しているため、1件あたりの人員投入は研究機関と同じくやや減少傾向にある。

 なお、同年鑑に含まれる全58分野の人的資源投入を見ると、臨床医学の3万593人・年、電子・通信・自動制御の1万4,111人・年、管理学の1万3,936人・年、機械工学の1万1,683人・年、経済学の1万954人・年、コンピュータ工学の1万628人・年、地球工学の9,626人・年に次いで材料科学関係が8位に入っている。

2)ナノテクノロジー分野

 国家ナノ科学技術センターの白春礼主任によると、不完全な統計ではあるが、2007年現在、中国では合計50以上の大学と中国科学院に所属する20以上の研究所でナノテクノロジーに関する研究が行われている。研究者数は少なくとも3,000名を超えている。

 「第10次5ヵ年」期間中(2001~2005年)の「863計画」および「難関攻略計画」におけるナノテクノロジー分野での研究者の構成を表2.6に示す。

表2.6 「863計画」と「難関攻略計画」におけるナノテクノロジー分野の研究者構成(2001~2005年)

計画名

分類

人数

863計画

高級研究者

754

中級研究者

459

その他

700

合計

1,913

難関攻略計画

高級研究者

224

中級研究者

251

その他

373

合計

848

出典:「納米科技発展宏観戦略」(任紅軒ら編著、化学工業出版社、2008年5月)をもとに作成

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