中国の宇宙ステーション実験機「天宮1号」の打ち上げに用いられるロケット「長征2号F」が23日午前、酒泉衛星発射センターに到着した。これにより、同ミッションに必要な人員と機材が揃ったことになる。現在、各準備作業が順調に進められている。科学時報が25日付で伝えた。
長征2号Fは中国航天科技集団公司傘下の中国運載火箭技術研究院が中心となって開発。ランデブー・ドッキングミッションの成功に向けて、初採用の新技術5件を含む170件近くの技術変更をした。これから組み立てとテストが行われる。
これに先立ち発射場設備の全面的な点検修理、検査、品質評価も実施。66件のインフラ技術改良を完了し、初のランデブー・ドッキングミッションに向けた態勢を整えた。
6月29日に到着した天宮1号は、各テストが順調に行われている。