1.中外共同運営国家ハイテクパーク
2008年12月現在、中国とロシア、中国とイギリス、中国とアメリカ、中国とシンガポール、中国とオーストリア、中国とイタリアの間で、合計7カ所(中国・イギリスの間は2カ所)の共同運営の「 海外科技園」(海外サイエンスパークまたは海外ハイテクパーク)が設けられており、現地向けのベンチャー企業のインキュベーション、海外関係先からの融資の獲得、海外市場への参入に必要なマーケティング、ビ ジネスパートナーの発掘、中外提携のマッチングといった多様な試みを進めている。
パーク関係国 | 入居企業例示 | 事業領域 | 入居目的 |
中国とアメリカ | 重慶前沿生物制約公司 | バイオ製薬 | 共同開発 |
託普国際商務公司 | 商務情報 | 中米間の技術及び商務の企画や情報 | |
中国とイギリス | 尚吉電子公司 | 電子製品 | 市場参入 |
国家留学基金管理委員会予科学院 | マッチング | 中英の大学間の交流や提携の推進 | |
中国とシンガポール | 上海傑事傑新材料公司 | プラスチック | 海外からの融資 |
北京威奥特公司 | 通信ソフト | 上場 | |
中国とロシア | 華東電子研究所 | 電子 | 共同研究 |
江蘇常州植物激素研究所 | 農薬等の開発 | 共同研究 |
上記した他、中国国内において中外共同運営しているハイテクパークもあり、最もレベルが高く、規模が大きいものとして中国政府-シンガポール政府が共同で建設し運営している「蘇州工業パーク」を 取り上げることができる。